【家主様必見】コロナ禍の賃貸業界への『影響』と『対策』

家主様

徹底した感染対策を行っても、ワクチンの接種が開始されても、未だに猛威を振るう【新型コロナウイルス】
最近は新たな変異株によって、若い方でも感染するケースも出てきました。 健康被害だけでなく、飲食・接客業・旅行・イベント・ホテル業界など色々な業界がダメージを受け、『廃業』や『倒産』に追い込まれてしまう【経済的ダメージ】も深刻です。

そして、『賃貸業界』も【新型コロナウイルス】による影響で、かなりのダメージ(賃貸契約の解約)が出ています。
一体どのような理由での【解約】が増えていっているのでしょうか。

長引く新型コロナによる影響【テナント・店舗・事務所】

まず、はじめに大きなダメージを受けたのが【テナント・店舗・事務所の契約】です。
『外出の自粛』『緊急事態宣言』により、飲食店・サービス業への店舗への来店は激減。
業種によっては【売り上げの9~10割がなくなる】という状態にまで陥ってしまうという危機的状況に。

その結果『家賃の支払いを待ってほしい』・『家賃の減額をしてほしい』など、家賃を支払うことが困難になる契約者の方が続出。
経営・賃料の支払いが困難になってしまい解約してしまう【テナント】や【店舗】が続出しました。

そして連鎖的に、その店舗に勤めている社員・派遣社員・アルバイトの方に【給料が払えない】という状態に陥り、勤めている従業員が家賃が支払えず、解約するという悪循環が発生してしまいました。

【賃料の減額や支払いを待つか?】・【こんな状況・時期に空室の募集をかけて契約者が現れるのか?】という悩みで頭を抱えたオーナー様の相談を数多く受けました。

長引く新型コロナによる影響【学生の賃貸】

次に大きなダメージを受けたのが【学生の契約】です。
まず『新型コロナウイルスの流行による渡航規制』により、大学に合格している【留学生】が日本に来れなくなり、その結果【日本に行けないならマンションを解約してしまおう】となり、決まっていた契約が解約になってしまうという事態に陥りました。

次に『大学のネットでの授業・講義』です。
新型コロナウイルスの影響で、大学で授業を受けるということが出来なくなり、大学では【動画配信での授業】・【オンライン講義による授業】を行うようになりました。
パソコンやタブレット、そしてネット環境さえあれば授業を受けられるようになり、その結果「通わないなら借りたマンションは無駄」・「実家で大学の講義が受けられるなら不要な家賃を払うのは無駄」という考えになり、マンションを解約してしまうという状態に。

特に京都は【学生の街】と言われており、学生がメインターゲットのオーナー様も多く【繁忙期なのに空室が埋まらない】という状況に陥りました。

【Withコロナ】の時代に出来る【解約防止・入居率アップ対策】

この【コロナ禍】でオーナー様の大切な【物件】・【家賃】等の資産を守っていくためにはどのようなことを行っていけばよいのか?

まず大事なのは【物件の質を上げていく】ことです。
コロナウイルスの影響で外出する機会は激減し、買い物でネット通販を利用する機会は各段に増えました。
さらに、感染リスクを下げるために荷物も配達員から直接受け取るのではなく、【宅配ボックス】に入れてもらうことが増加しました。
元々人気のあった設備の【宅配ボックス】ですが、コロナの影響により、さらに無くてはならない設備になりました。

この【宅配ボックスの設置】なのですが、国土交通省の支援施策もあります。

住宅:国土交通省における宅配ボックス設置に関する支援策等一覧 - 国土交通省
国土交通省のウェブサイトです。政策、報道発表資料、統計情報、各種申請手続きに関する情報などを掲載しています。

そして在宅勤務・ネット会議・オンライン授業、巣ごもりによる動画配信サービス利用やネットゲームなどにより【高速インターネットの需要】も各段に増えました。
自分が借りている部屋のネットが遅くて仕事や授業に支障がでたり、動画が途中で止まったり、ネットゲームに遅延が出て遊べないとなると、せっかく導入したネット設備も意味がありません。
【現在あるネット設備をバージョンアップできないか】・【ネット会社を切り替えることで通信速度を上げることができないか】一度問い合わせてみてもよいでしょう。

また、在宅時間が増えたことにより【ペットを飼いたい】という需要も増えています。
ただ、ペットに関しては退去後の修繕・共用部でのルール・動物が苦手な入居者への配慮などをしっかりと考える必要があります。

設備やペットの飼育などの付加価値だけではなく、確認していかなければならないのが【近隣の家賃相場】です。
コロナ影響で引っ越しそのものが減少し、この現状が続くようであれば、近隣の物件が初期費用や賃料の減額を行う可能性は非常に高いです。
近隣の家賃相場をしっかりと把握し、周りより高い賃料にしてしまったがために解約が増加してしまったり、空室が埋まらないという事態にならないよう、物件検索サイトなどで把握しておくとよいです。

まとめ

コロナ禍でもしっかりとした賃貸産経営を行うためには、【今まで以上に今のニーズに合った付加価値を追加】を行うことが重要です。
『募集してればいつか空室は埋まるだろう』という考えでは、今まで以上に厳しい状況になってしまうことは確実なので、【お客さん・入居者さんの立場に立って】賃貸経営を行いう必要があります。

もし、賃貸経営で困っていること・相談したいことがありましたら、お気軽に株式会社Rinまでお問い合わせくださいませ。