エアコンのトラブルで特に多いのが、【エアコン本体から水が漏れてくる】という内容です。 このエアコン本体の水漏れですが、原因が本体の故障によるもので無い場合がかなりあります。
では、どのような原因で水漏れが発生するのでしょうか。
今回はエアコンの本体から水漏れが発生する原因としについて解説していきます。
【1】ドレンホースの水の出口を塞いでいる・水が出なくなっている
まず第一の原因としては『ドレンホースの水の出口を塞いでいる・水が出なくなっている』というものです。
■ドレンホースの前にプランターなどを置いて水が出るのを塞いでしまっている。
■ドレンホースが上向きになって水が出なくなっている。
この場合はドレンホースの出口を塞いでいるプランターなどの障害物をどけてもらうか、ホースの向きを正しくなおしてください。
【2】ドレンホースが詰まっている
第二の原因をしては『ドレンホースが詰まっている』というものです。
■ドレンホースの中にゴミ・ホコリが詰まってしまい水が出なくなってしまう。
■ドレンホースの中に虫の死骸が詰まってしまい水が出なくなってしまう。
この場合は『ドレンクリーナー』という1,500~3,000円くらいでホームセンター売っている器具を使うことで詰まりを除去することが出来ます。
また、ドレンホースからのホコリや虫などの侵入を防ぐ『ドレンキャップ』というものも200~1,000円程度で売っているので、事前にこれを取り付けておくのもよいです。
【3】エアコンフィルターやエアコン内部の清掃がされていない
第三の原因としては『エアコンフィルターやエアコン内部の清掃がされていない』というものです。
■エアコンフィルターが掃除されていない。
■エアコン内部の熱交換器(アルミフィン)が掃除されていない。
この場合はエアコンの清掃を行ってください。
エアコンの清掃を行っていないと水漏れだけではなく、内部でカビが繁殖して異臭や健康被害につながる場合もあります。
また、エアコンの清掃をしなかったことが原因で故障が発生してしまった場合は、善管注意義務違反(入居者過失)で修繕費用が入居者負担になる場合もありますので、エアコンの清掃は定期的に行うようにしましょう。
【4】気密性の高いマンションでエアコンをつけて『換気扇』や『24時間換気』を使用した
近年建築されたマンションは大変気密性が高いです。
その状態でエアコンをつけて『換気扇』を使用したり、『24時間換気』を使用すると、室内の気圧が低くなるためドレンホースから外の空気が侵入し、エアコン本体から異音(ポコポコという音)がしたり、ドレンホースの水が逆流しエアコン本体から水漏れが発生する場合があります。 気圧差によって発生する水漏れの場合は、室内の気圧の差をなくすため、窓を開けて外の空気を入れるか、換気扇を止めてみてください。
まとめ
エアコンの清掃をしていなかったり、ドレンホースの詰まりが原因によるエアコン本体からの水漏れで業者が動いた場合の出張・修繕費用は、善管注意義務違反(入居者過失)で入居者負担になる可能性が非常に高いので、エアコンから水漏れが発生した場合は【1】~【4】が原因ではないか一度確認してみてください。
【1】~【4】の確認を行ってもエアコンからの水漏れが改善しない場合は、本体の故障が考えられるので、一度、管理会社までご連絡ください。